遅れてくること

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 リトルクリスマスはおかげさまで過去最高の売上だったそうです。20代の完売作家が出て、30代の作家も売れてきました。これはこの展覧会の主旨、版画の種を蒔こう、が成功しているひとつの結果だと嬉しく思います。若手作家と画廊、お客さんの繋がりが生まれているということ。それも含め一年応援していただいたお客さんに次の良き一年を祈って年賀状を1枚1枚手摺りします。
 ビュランを使って小さな木口に絵を彫る。
 利便性、あるいは自分のテーマ性に沿っているなどというアタマで考えた理由に立脚しているわけではなく、行為や素材自体に魅力を感じ試みている印象の強い媒体だと思いつつ年輪を見つめる。ビュランの研ぎも鉛筆を削るように・・・とまではいきませんが下手なりに少しずつ不便には感じなくなりました。(これが相当絵に影響を及ぼすことが年々分かってきました。)
 本来は合理的に考えて素材を選ぶのが良いなと思うし、それが結果的にもはまれば理想的だとも思いますがどうにもできない。気になってしょうがない、が発する引力は侮れないし、無意味でもないだろうということにしています。しかしそのままでいいわけではなく、そこはやはりツケを後に回すだけで、作りながら考えないことには進めなくなります。当然欲しい時に答えが見つからない時も多く、ぐるぐる迷い道。自分でやっておきながら自分がやっていることに謎が残るという矛盾した活動を抱えることになってしまうのは避けがたいのです。
 この辺りの事を語るのは難しく、聞く人にとてもいい加減な印象を与えてしまう恐れもあるし、実際いい加減なのかもしれませんが・・・。
 本当に時々ですが過去の自作がすっと腑に落ちることがあり、そうなるとちょっと先が見える気がするのでありがたいことです。あ、これ、やった方がいい、やりたい。という所からスタートしてしまう、それはやはりそうなのだから仕方ないのです。
 絵が恐ろしいのはただ羊の絵を描いただけなのにそれだけでは済ましてもらえない、その時の考えた事が見え隠れしてしまうというところです。
 絵がそうならば素材もそうなのだろう。腑に落ちる時間差はどれも違うのですが。
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