テーマ:展覧会鑑賞

バルテュスの部屋

 現代の油画のコクの味わいで思い浮かべるのはバルテュス。都美術館で大回顧展。  画集で何度も見たもののこう描いていたのか、など作者の気持ちの揺れ動きを抑揚のある筆致や絵の具の層から感じる様で新しい発見もあり、見終えてああ油画もいいなと思いました。こういう展覧会を見ると、すべてをフラットに奇麗に仕上げてしまう絵の、心の通わないつまらなさ…
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 個展搬出でまたどっと引き返してきた作品達を整理しつつアトリエの片付けやら腐食液周辺の改良をしていました。  今回は新旧混ざった作品展示で、割とまとまった方向性のようなものが見えてくるなと並べたのを眺めながら思いました。懐かしい顔に出会ったり、何度か来てくれる方もいたりで段々突っ込んだ話にもなり退屈しませんでした。  地元の方や遠方…
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朝靄の中のコーヒー

 千駄ヶ谷駅下車、まだ屋根に雪が残る国立競技場を通り過ぎ、知らぬ間にきっちりと陶芸作家になっていた高校の後輩、坂下ブライアン遼介氏の展覧会へ。  知り合い同士の作家でも、お互い専門分野が少し離れると案外動向を知らないものですが、個展中に彼が代々木上原の会場を偶然通りかかってくれてまた縁が戻りました。制作発表していると歳や分野を越えてそ…
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松本俊介展

 用賀駅から砧公園までは気が入っているのかいないのかよくわからない、最初は凝って作ってみたものの、という作りの適当な住宅街の細道が続く。公園の木々の合間を縫うように散歩しながら世田谷美術館の松本俊介展。https://www.setagayaartmuseum.or.jp  好きな作家ですが、こんなにまとめて見られる機会には今まで…
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僕は草

 タイトルは展覧会のタイトルの一部。国立駅へ、10代の頃からの付き合いの高橋学説氏の個展を見に出かけました。  大学時代の通学区間だったので懐かしいとは思うけれど国立駅自体はここ数年で工事が進み随分印象が変わりました。先日多摩美の芸祭に行ったときにも通過した母校の駅近くもかなり風景が変わっていました。久しぶりに見ると、知っていると…
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女性の女性像

女性像を描く女性のおすすめ展覧会。  銀座 ギャラリー椿/GT2で。大学の後輩だった岩渕華林さんの個展。    学生の頃はスクリーンプリントを用い女性やそれを象徴するような服や道具をモチーフにし、ハードエッジでほぼモノトーンの、強い緊張感を放つ作品を見せてくれていましたが、今回は墨やアクリルを使った作品の個展。  新しい…
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根と芽

 不思議なオブジェが並んでいます。    六本木Shonanndai My Gallery(http://www.shonandai-g.com) で開催中の大矢雅章さんの個展。  今まで多くの作品が銅版を中心に発表されている敬愛する作家で、前回の個展は外国の詩人とのコラボによる爽快な観後感の大きな版画集の展覧会だったの…
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雹到来

 5月も雹、降るんですね。  天空はるか寒いところからはるばる落っこちてきた感じ。  真っ黒な雲が頭上に広がると、不穏な予感が体に眠っていた何かを呼び起こすようでわくわくします。この感覚は何なのか。はるか祖先の記憶を受け継いでいるのかただの趣味か。  天気に限りませんが、迫りくる怪しさを味わいながら一人でニヤリとしているう…
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収集考

 東京大学赤門を入って右へ。奥まで歩くとひっそりと東京大学総合研究博物館が建っています。  好きな場所。    時々特に用も無く行きます。ここには植物動物鉱物など様々な種類の標本があるのです。人はいつもまばらで大抵外から切り離されたように静か。そういう隠れ家的な場所というだけでふらふら入ってしまうのですが、さらに標本が好き…
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手に入れたり手放したり

 前回の展覧会で作品を購入していただいた方が額に対して特に希望があったので、新たに額屋さんに特注しました。それが出来たという連絡が来たので今日取りに行きました。  小林額縁という祐天寺駅から近い閑静なところです。頼むのは初めて。  小林さんは丁寧に相談にのってくれて、満足のいく仕上がりに作ってくれました。  驚いたことに自分の作品…
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春の置き去りと至宝のこころ

 「入学式」というものが過ぎても桜が満開なんて久しぶりな気がしますね。   「生徒」や「学生」と呼ばれる人たちがガッコーへ行く季節。きっと新しい服を着て新しい環境で新しい人と会い、新しい日々を送るのでしょう。  この季節は大抵こころが落ち着きません。「みんな」に「置いて行かれる感じ」がします。誰がどこに置いていくわけでも…
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花びらひらひら

 5つ町があったらその中の1つか2つの町には大抵あるような、無名な桜の並木通りがアトリエの近くにあります。満開でも誰が花見に来るわけでもないので静かなもの。そういうところを毎日通り抜けていると今日は2部咲き今日は5部咲きとただの通りも楽しみなものになります。  そんな道も今日は満開。こんな日は出かけなくては。いつもは20秒の並木道…
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一足先の個展

 久しぶりに銀座へ。  養清堂画廊で開催中の鎌田有紀君の個展に行きました。  彼とは以前この画廊を通じて知り合いました。2人展を企画してもらったのですが面識はなく、名前からお互いが相手を女性と思い込んで搬入時に笑い話になりました。  彼は有機的なかたちが画面全体に漂う作品をリトグラフで刷っています。  イメージが限定…
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