テーマ:

2羽の烏の話

 怠け者が後になって罰を受けたり、苦労したり、死んでしまったりと泣きを見る昔話はよくありますが、怠け者がうまくいく話もあります。  皆んながせっせと働く中、ごろごろしてばかりの男。ある日も木の下で寝転んでいたところ、上の方から2羽の烏が話しているのを耳にします。(非日常へと導く役割は鳥類が多いですね。)それをきっかけにして、男は奮…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

 来月の個展で飾るペン画では最大の作品、完成しました。「栖(すみか」というタイトル。  スケッチした雉を中心とした、「鳥」に焦点を絞って描いた作品です。  山道で不思議な屋敷にたどり着いた、という男の昔話「見るなの座敷」から受けた印象に近づけたと思います。  テーマは、鳥がきっかけになっています。目の前の鳥でありつつ、日常…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

描くことの名

 雉をいただいたので描く。  まず単純に描くのが好きなので、自分だけのメモ代わりに絵を描いておこう、という楽しみがあります。そういう場合は「スケッチ」という言葉がなんとなく浮かびます。最も軽い気持ちで取り掛かる故に、枠をはずすようなある種の自由度があり、普段の作品では気がつかないものに出会ったりと、発表する制作の補完としての大切な…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

SNSのメモ

 再来月に銀座三越にて個展が決まったので、それに向けた制作を進めています。  相変わらずの制作の日々で、つい書き忘れてしまうこのブログですが、もう少しやっていこうと思います。作品を楽しんでくれる方に、こんな感じで作品が生まれていますという報告と、自分のやっていることをちょっと離れたところから整理してみるという理由(アトリエに一人だと、…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

風に吹かれて

 浜乞食。  ほんの少し暖かい日が続いたせいか、浜辺には同じような事をしている人が大勢いました。    黙々と歩くだけでも相当満足度は高いのですが、気になるものが時々あってそれが拾えるというのもやはり大きな魅力です。アンテナ立てて瞬発力で拾う。クロッキーしている脳と似た処を使っていないかと思う。少し違う気もする。不思議な領域で…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

酉年年賀の作り方

 柘植の木口を磨き、墨を塗る。  絵を考えて、ビュランで彫る。今回は燕と子安貝がモチーフです。  制作中に出た雁皮紙の端切れを大体の大きさにカット、馬連やスプーンなどを準備。  刷って刷って刷って・・・乾かす。銅版画と違い、刷るスピード自体は早く、刷る力加減によってだいぶ変化がつけられます。  雁皮紙の余白をカッ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

夏の前日

 ライラックが満開を過ぎるとアトリエの庭も立夏の足音。  梅雨に入る前から育てた方がいいらしいと聞き、今年は試しにネットを張ってゴーヤの苗を窓の前に植えてみました。真夏には涼しげなカーテンになるといいなあと思いつつ。実が収穫出来るともっと嬉しい。  久しぶりに締め切っていた部屋の雨戸を開けようとすると立て付けが悪いのかうまく…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

仏三昧

 強風が少し緩んできたのを見計らい東京国立博物館、飛騨の円空。https://www.tnm.jp  彼の地元の人達は今だにエンクーさん、と親しみを込めて呼ぶと以前知り合いの作家が教えてくれました。庶民のすぐ側にいた人だったのでしょうか。  だから円空の仏像は博物館で陳列されて美術品としてスポットを浴びているところを観るよりも、歩い…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

花喰鳥

 制作中に換気で窓を開けると、蝋梅の香り。  雪が降った日に落葉し、蕾が開いていく様子が毎日よく見れます。枯れた庭の他の植物はこの時期は専ら引き立て役に回ります。個人的に目にも鼻にも喜びを与えてくれる木で立春過ぎても寒い春までの楽しみのひとつ。いい名前を付けたもの。  ピーヨピーヨ!とホイッスルの様な大きな声がやけに近くで聞…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

鳥の下

 夕方外に出ると、たくさんの鳥が群れでぐるぐる辺りを旋回しています。羽音がばたばたばたと聞こえる近さ。  暫くぼうと眺めているとふたつの群れだったものが空でひとつに混じりあうようなかたちになりながら目の前の電線にとまりました。気付いたときには既に遅く。進行方向の電線はその鳥たちで所狭しと埋め尽くされてしまいました。    …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more