リトルクリスマス最後に向けて
去年のリトルクリスマス、最後の仕事は作家への返却作品の梱包と発送。そしてデータを見つつの反省会。この時に集まって作家同士あれこれ話す場があるのがこの展覧会のいいところです。どうしても作家は孤独な時間に偏りがちなので、制作発表を違う場所でしている者同士たまに意見交換をしたり、展覧会を振りかえっての他者を交えての冷静な判断は、次の展覧会をよりよいものにしようとする意識に繋がります。独りよがりな方向へ偏らない大切な調整です。今年のテーマはこの日に集まった作家で出し合った候補の中から投票で決めます。10回目の今年はフィナーレにふさわしいテーマになるといいですが。
版画を楽しめる種を全国に蒔こう!と小さいサイズ、低価格設定。しかもそれを新作で同時に30箇所以上で、という挑戦。経済面だけとっても、特にこの3年間連続で一千万円を超える市場になりました。また9回目の去年は作家全員ほとんど売れないという個人はいなくなり、いろいろな作家を楽しんでもらえるようになってきたようです。とても嬉しい結果です。
今年も水面下で動き始めています。新作をお楽しみに!