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個展「行き交ふ」を終えて

 気づいたら梅満開。  今日は次の展覧会の話し合いでいつもと違う道を歩きました。1週間自宅と伊勢丹浦和を往復していた生活もひと段落。自転車で往復してはいましたが、案外同じ道ばかりだと季節に疎くなるのか、個展に意識が向いていたせいなのか。  齋藤悠紀作品展「行き交ふ」終了しました。久しぶりに地元での個展だったので知り合いも多く来場…
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巡る

 朝、同じ散歩道を週に2~3度歩くようになってから5年経ちました。ただ気分が良いので歩き始めただけだったのですが春夏秋冬歩くと感度の鈍い自分でも季節を感じるようになってきました。  ハナミズキ、栗や柿、ブナ、コナラ。麦畑菜の花畑茶畑に葡萄や瓢箪の蔦が絡む、蜘蛛、蓑虫。白菜や大根畑の周りは菊が咲く。銀杏と松の大木の下は毎年どっさり落…
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鬼灯

 食用鬼灯をいただきました。存在すら知りませんでしたが、独特な強い香りが部屋に広がります。 弾ける食感、甘酸っぱい味わい。観賞用と比べると控えめな見た目ですが、薄い皮をぺりぺり剥くと鮮やかな色。口に放り込んでみると、今まで体験したどの記憶とも違う味でした。    花壇の鶏頭が台風で倒れましたがそのまま枯れずにどんどん咲いている…
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夏の前日

 ライラックが満開を過ぎるとアトリエの庭も立夏の足音。  梅雨に入る前から育てた方がいいらしいと聞き、今年は試しにネットを張ってゴーヤの苗を窓の前に植えてみました。真夏には涼しげなカーテンになるといいなあと思いつつ。実が収穫出来るともっと嬉しい。  久しぶりに締め切っていた部屋の雨戸を開けようとすると立て付けが悪いのかうまく…
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折れても流れても

 雪の日にのしかかっていたのを払い落とした際に折った沈丁花の枝が、室内に置いておいたせいか庭より一足早く咲きました。控え目な球状の細かな花も、葉ばかりの冬場の観葉植物の中では華やか。強い香りがアトリエに充満しています。    相模湾で収集してきた海藻がへばりついた瓶を1日干すとすっかり縮んで乾燥ワカメ。短くなった鉛筆…
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花喰鳥

 制作中に換気で窓を開けると、蝋梅の香り。  雪が降った日に落葉し、蕾が開いていく様子が毎日よく見れます。枯れた庭の他の植物はこの時期は専ら引き立て役に回ります。個人的に目にも鼻にも喜びを与えてくれる木で立春過ぎても寒い春までの楽しみのひとつ。いい名前を付けたもの。  ピーヨピーヨ!とホイッスルの様な大きな声がやけに近くで聞…
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冬歩き

 朝、洋菓子の粉砂糖のような雪に轍が引く線を見て歩き始めます。  霜の降りた雑草。  こういう質と色合いの絵が描けたらいいなと思う風景に時々出会います。  庭に放っておいた空だったはずの植木鉢に野菊が日光浴。この花はどこから来たのか。  散歩の締めくくりの格好良い夕間暮れ。遠くに線路と電車の音。  …
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初雪後の運動

 真白な半紙にチョンチョンと墨で描いたタッチの様な早朝の葱畑。雪がのしかかってひしゃげたネットと骨格の有様も見てるだけなら風情があります。  通行人の迷惑を一顧だにせずに雪景色を十分鑑賞したので、暖かくなってくるのを見計らって今日は昼過ぎからアトリエ前の既にアイスバーンと化しつつある雪を夕方近くまでさらいました。  鑑賞の日…
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野百合

 庭に野百合が咲き誇っています。    いつの間にかどこからかやってきて勝手に生えてそこらじゅうに広がりました。次々に咲いていく様子は雑草のたくましさそのもの。昨日と同じ自然はありません。    自分の周りの生活、それにまつわる人間模様。ささやかな喜怒哀楽の日々。  「人の間」という決められた柵の中で毎日生きているわけです…
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スケッチ旅Ⅰ

 避暑しつつスケッチをしようと新潟は妙高高原へ。  高校1年の夏休みに風景合宿をやったのをきっかけに、また近年お世話になり始めたスノーグースというペンションに泊まりました。  相変わらず親切な御夫妻が出迎えてくれました。中も外も綺麗な建物。  当時油絵具やキャンバスを持ち込み合評会を夜までやらせていただいた記憶があります。普段…
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アトリエの1日

 昨日の遠出と打って変わってひきこもり。今日はアトリエから1歩も外に出ませんでした。    部屋にいながら霧雨の中咲いたアガパンサスを眺めます。その名の通り愛らしい。アフリカ生まれで別名アフリカンリリーとのこと。前の家主が植えていったものですが、常に目に見えるところに花が咲いているというのは気が利いていますね。自分だけでは到底そこま…
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試刷りと完成

 満開の紫陽花はこんもりとして触覚的な視覚が気持ちいい。花単独では額紫陽花よりも好きだけれど全体の佇まいになると蔓紫陽花も捨てがたい気がします。    紫陽花を横目に新しい版が出来たので試し刷り。  刷り上がりのイメージがはっきり決まっていなかったのと、染め雁皮紙を試してみたかったのであれこれ刷ってみる事にしました。  雁皮…
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水の容器と本

   柔らかい雨に包まれて紫陽花が咲きました。紫陽花は英語では水の容器という意味。なんとなくそそる名前ですね。妄想が膨らみます。    窓の水滴を眺めていたら柄澤齊さんの「水の本」という1枚の作品を思い出しました。水滴が文字のように並んでいる木口木版の作品。  博識な大人のバックボーンで支えられた子供のように軽やかな発想を息を飲…
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部屋に咲く花

 薔薇の花を部屋の中でも眺めようと思い立ち外に出て枝をちょきちょき。手袋なし。道ゆく犬連れの婦人から棘は大丈夫なのかと心配されました。  想像以上にぷすりぷすりと刺さってくる。使用目的が明確な道具のような機能美を宿している棘は深めに指に食い込むと抉りこむように薄皮の下に滑り込んできます。  生き延びる薔薇の本能を断絶する痛み。に懲り…
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部屋に吹く風

 寒くも暑くもなく、ちょうどいい湿度。日中部屋の窓を開け放って制作をします。  梅雨に入る前、部屋を吹き抜ける風が心地いい季節です。紅白の薔薇が道にこぼれるほど毎日咲きます。  なるべく窓は開けておきたい、外と中が繋がっている状態の方がなんとなく心が落ち着きます。締め切った部屋に長時間は辛いけれど常に窓全開というのは現実…
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月は東に日は西に

 菜の花や月は東に日は西に  初めて聞いたときはそんな単純なと思い抵抗あったけれど結局今でも頭に巡ってしまう俳句です。    誰かといないと寂しくてしょうがないのだという後輩の話を聞いていた時に、その場にいたもう一人の知り合いにところで齋藤悠紀は寂しいって思ったことあるか(ないでしょ)。と言われて、なんで分かるんだろう…
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つつじとかげ

 玄関の躑躅に蜥蜴。「つつじ」も「とかげ」もなんでこんなに複雑な漢字なのだろう。どちらも珍しくもない連中なのに。  でも珍しくはなくとも毒々しいほどに満開に咲いた花の合間にひょっこり乗っかっているとおっと思う。蜥蜴が躑躅になんの用があるのかは知りませんが、なんとなく趣味で登ってみたぜ、という顔に見えます。  反対側にもう1匹…
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にわにて

 寒い時期に仕込んでおいたものがにょきにょき。  そして成功。よく生えた。  チューリップってなにか幼いイメージが付いていて子供が並んだみたいに見えます。  庭について以前調べたときに特に西洋と東洋の相違点あたりに興味を持ちました。  以下は一般的な個人の庭にはあてはまらない部分もありますし、専門家でもないので勝…
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散椿静動

 椿の花びらには、桜とは異なった種類の「散る迫力」があります。  植物の花が散っている、というよりは何かの肉片がぼたぼた大地に散らばって滲んでいくよう。  先月他界された中川幸夫さんの、密閉容器に大量に花びらを集めて、ぐずぐずに形が崩れた状態で容器をひっくり返したパフォーマンスの写真を以前何処かで拝見しましたが、ああいうぞく…
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花掬い人

 朝、家の前から子供の遊ぶ声がします。見ると舞い散る桜の花びらを帽子や虫取り網で笑いながら掬っています。ずいぶん風流な子供たちです。本人たちはきゃっきゃっと遊んでいるだけですが。  その日の夕方、何か飲みたくなって先日某輸入雑貨屋で手に入れたカモミールの袋を開けました。無愛想に花を摘んで袋に突っ込んだといった感じがちょっと面白…
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花掃き人

 玄関前に花が散ります。    桜は花びらがひらひら散り始めた頃が個人的には好みですが、咲く寸前や咲いたばかり、満開から葉桜まで順を追って目を楽しませてくれます。変化していく時それぞれに良さがあります。早春が晩春、初夏へと移り変わっていくのを毎年義理堅く告げているよう。    咲く花舞う花散る花積もる花、全て同じ桜の…
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春の置き去りと至宝のこころ

 「入学式」というものが過ぎても桜が満開なんて久しぶりな気がしますね。   「生徒」や「学生」と呼ばれる人たちがガッコーへ行く季節。きっと新しい服を着て新しい環境で新しい人と会い、新しい日々を送るのでしょう。  この季節は大抵こころが落ち着きません。「みんな」に「置いて行かれる感じ」がします。誰がどこに置いていくわけでも…
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花びらひらひら

 5つ町があったらその中の1つか2つの町には大抵あるような、無名な桜の並木通りがアトリエの近くにあります。満開でも誰が花見に来るわけでもないので静かなもの。そういうところを毎日通り抜けていると今日は2部咲き今日は5部咲きとただの通りも楽しみなものになります。  そんな道も今日は満開。こんな日は出かけなくては。いつもは20秒の並木道…
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マグノリアが咲く

 昼間は暖かいですね。白木蓮が満開に咲きました。青空を背景にあまりに鮮やかでしばらく見入ってしまいます。白い鳥が止まっているよう。よく見ると上向きに閉じたような変わった咲き方をします。  調べてみると学名はMagnolia denudata  Magnoliaはモクレン属、denudataは裸の、露出したという意味。Magnol…
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梅ひらく

   春のはじめは梅、終わりは桜。秋は萩から菊でしょうか。花札のように花の咲く順に季節が変わります。  季節の変わる順に花が咲くというのが本当なんでしょうが、人よりも花の方が季節を先取りするようなので梅が蕾を膨らませ花を咲かすと、あもうじき春だということになります。以前はまったく生きた植物に惹かれませんでしたが、なんとなく種を撒いた…
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