今年最後の制作

 個展の搬出が終わってから、今年最後にやり残した事をやりにアトリエへ。
 年賀状も版画でと思い、木口木版で作りました。大学時代、やっている友達を横目で見ていましたが習っていませんので自己流。

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 まず木の木口面を磨きます。板目と違ってかなり細かく彫れるのが特徴。
 120番くらいから2000番まで番数を上げて磨きました。スプーンが反射するくらいで、気持ちいい。

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 ビュランという手のひらに収まる彫刻刀を握って彫ります。銅版でも使うまっすぐシャープに彫れる刀。曲線を引くときは自分の手ではなく版の方を回します。

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 バレンは甲芯バレンの専門家用にしてみたところ今までで一番擦り易かった。
 個展中にいただいた生姜湯を飲みながら深夜にエディション擦り100枚。
 銅版と違って、微妙な力加減で大きく擦り上がりが変化するのが木版。水性木版ほど顕著ではない西洋木版と言われる木口でさえも安定させるのが難しい、まだまだです。
 
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 これまた銅版でも使う極薄の、繊維の細かい和紙である雁皮紙に擦り、それをカットして貼り込みます。
 ここ数年で少しずつやり易いように変えてみてようやく掘った線を一応擦り取れるようにはなってきました。時間かかりますが、これはのんびり。
 年内ぎりぎりまでやっていますが結局こういうことが好きだということになるのでしょうね。展覧会も販売もしないけれど、届ける人の顔を思い浮かべながら黙々と手を動かす、楽しい。やることがはっきりしているのは身体が喜ぶ。
 今年は初めて個展が3回もあった賑やかな年でした。いい縁に恵まれたくさんの方々にお世話になりました。感謝と新年もよろしくが伝われば幸い。
 この気まぐれnoteも1年続きました。読んでくださった方、ありがとうございます。
 良いお年をお迎えください。

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