和紙端切れ

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 年末が近くなると木口木版を作ります。新年の年賀状用。
 板目と違い彫り跡が均質で細かい描画に向いている西洋の古典的な木版技法。銅版でも使うビュランという掌に収まる刀のような古い道具を用い線を刻みますが、銅とは異なるサクサクとした彫り感と独特な擦り上がりは作り手にとっても魅力的でたまにやりたくなります。やはり何か彫っていると落ち着く。
 自己流。毎年色々なところでつまずき、完成にムラがありますが年賀状ということで愛嬌と思っていただければ幸い。今年は割と彫りも擦りもスムーズに進みました。銅版と比べると彫りは時間がかかりますが擦りのスピードは比ではない。凸部にインクが乗るので当然。小サイズとはいえ休憩をはさみつつ4時間ほどで100枚を超えました。次々に自分の手で擦り上がったものが並んでいくのを見ると気分がいい。仕事したなあと感じられます。
 写真は擦りに使用した紙。今年制作で使った様々な雁皮紙の端切れを使います。和紙は微妙な色合いが総じて美しく、・・・そして高価です。ところが制作中どうしても端切れが出てしまいます。端まで同じ質のものなのに捨てるのは忍びなく。そこでとっておいて、年末に活躍の場を、というわけです。
posted by saitoyuki at 02:05気持玉(4) Comment(0)TrackBack(0)

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