「扇子の虎」制作裏話

 阪神百貨店にて、薫風展を開催していた折、同階の古忨堂という店舗の方の企画に参加するお話になりました。一言で言えば扇子を若手作家がデザインして、それをお店で展示販売するというものです。扇子を制作するということは考えたこともなかったのでとても興味が湧き、すぐにやりますと返事したのですが、そこからが中々大変でした。他のSNSでも簡単に写真をアップしていますがここでは記録の意味も込めて詳細をメモしておきます。
 やる気はあるとはいえ、まったくの門外漢なので、まずは試作です。技法的にはコラージュ作品や、団扇、自分の作品ファイルでやったことのある、雁皮刷りの銅版画などを用いたコラージュの上から柿渋を塗り重ねるというものを考えました。
 納期がすぐだったので、阪神百貨店から帰宅したその日に試作開始。こういう時のために、雁皮刷りのコラージュ破片は時間のある時にストックしておいていますので、それが役に立ちました。
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 まず無地の扇子に雁皮刷りした銅版画をコラージュしていきます。表裏貼った後畳んでおきました。
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 柿渋を3回塗り重ねて吊るして試作完成。とりあえず予想通り形にはなりました。ほっとしました。でも少し硬い感じがするので、骨が少ない扇子に変更することにしました。また、初めから扇子の形を意識した作品にしたくなったので扇子型の銅版にすることに。また、阪神百貨店ということと、扇子の開いたり閉じたりすることを想定して、テーマは「屏風の虎」にしました。
 版下から描き起こし。新しいことは多少きつくても好奇心が背中を押してくれます。

完成作品のご注文はこちら→http://www.kogando.jp/

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